HANA

同じ時期に、偶然二冊の本でみかけて記憶に
残っていたことで
こういうことなのかな、と感じて。


能の世阿弥が舞台について
「相応の花」という言葉で
いい舞台、感動的な能は
能役者一人のことではなく
その日の客や場全体の雰囲気などの
トータルな作用によって
初めて咲く花なのだ
と説明していたそうです。



生で拝見できるのは、すごくうれしかった。
迫力。
それに、自分以外の人が笑ったり、感動したりするのを
感じられることも。
それが舞台にむかう様子を見られることも。




最後の場面でのお仕事振りには、ただただ感動。
好きだなあ、本当にすごいな、と。
残念ながら、観ることは好きでも
舞台などにあまり明るくはないので
印象に残っていた本から考えて、に
なってしまうのですが
「全員が行為の主体者であり
役を分け持つ人である。」というのが
パフォーマンス学の大きな特徴なのだそうで
そう考えてよいなら
そのなかで、大きな役割を果たされて
いらっしゃるのだなあ、と思いました。



直接に
創られるもの
多くの人の手で生み出されたもの
お二人が....
そして届けられる瞬間瞬間を
拝見できて本当にうれしかった。
あの場にいられてよかった。
受けとめられて、しあわせでした。
人って、いい...。
すごい。おもしろい。


そしてせいこうさんのことも
より好きになりました。
素敵な方。
HPでの
あと何回桜を観られるか、という
お話も印象的で、ふと思い出すときがあります。



面白くて、楽しくて、素敵な時間を
ありがとうございました。



HANA(RAG FAIR)
「ささやかな奇跡を胸に
愛すべきあなたのために
いつまでもいつまでも咲く
あたたかな花でありたい」