一年の締めくくりに。

松本人志さん。
しりとり。


多くの熱いファンをもつこの方のことを書くことは
不勉強の自分としては気がひけるのですが
でも、思うことを少し。
(学部のころ博士課程の先輩方が月曜日になると
熱く話されていたのが思いおこされます。)


以前に、書かれている本のなかで


自分は芸がないのでは、と言われることがあるのだけれど
芸は、その人が考えること、創造するもの
とお話されていたこと



素人の受け取り手は
おもしろい、おもしろくない
と感じればよいと言ってくれたこと



災害などがあったときに
「笑い」で励ますのは不謹慎だといわれてしまうことに
疑問を感じられていたこと
(今はよく、笑いが元気の素であること
遺伝子レベルなど科学的にも「笑い」が大切なこと
などが言われていますが。)



そういうことを
10年以上前からおっしゃっていた方
(私が言うのもなんですが)
やっと時代がおいついたのかな
こう考えても、すごい人なのだなあ、と。




松本さんは
共感を得られないことの怖さを人一倍
知っていらっしゃるような気が勝手にしています。



三谷幸喜さんがインタビューで
「多くの人に理解されようとしたら
笑いの質を落とさないといけない。」と。
いろいろなしがらみのなかで
届けるということは
想像以上に大変なのだろうなあ、と。
そして
理解されてこそ感情が成立する
理解されて、「おもしろい」となる
ということが本当なら
その怖さははかりしれない。


そんなことを考えつつ
「笑い」が好きな者として
受け取り手の一人として
届けられるものを
できる限り理解できるようにしたい
見巧者でいられるように
努力したいなあ、と。





好きなエピソードのひとつ。
小さい頃、おうちの都合で
病気のとき、松本さんをお母さんが乳母車で
病院まで連れて行ってくれて
将来そういう状況なら今度は自分もそうする、というお話。
(自分のことを並べるのはおこがましいけれど
自分が雪山で遭難したら(ないけれども)
母は絶対に登ってくる気がすごくするし
逆に自分はそうするのは絶対。)
「チキンライス」
外出先で、この歌を耳にして
母に電話したくなって
かけたらかけたで泣きたくなって困りました。




物理的に放送が拝見できないのは残念なのだけれども
新聞で、松本さんがしりとり竜王戦にでられることを知って
なんだかいろいろなことがすっとんじゃうくらい
嬉しくて、思わず久しぶりに日記を。
板尾さんが出演されることも。
(来年は84才があるとうれしいのですが)
よい年末です。